2013年05月30日

クロアチアのワイン

弊社スタッフの宮崎が、先週クロアチア旅行をしたお土産に持ってきてくれたワインがこれ。昨夜ワインの勉強会を臨時開催したのですが、その時に開けてみました。




全く何のインフォメーションもなく、判ることは、2008年産のクロアチアのワインということだけ。

しかし、これがまた、今までどこにもないワインなんです。けっこう濃厚な果実味、干し葡萄的なニュアンスを感じさせるほど、甘柔らかい果実味、2008年なのに、エッジの色もあまり濃くありません。不思議なワインです。

でも、おいしい。。。 とっても。

私のツボにはまってしまいました。

今日ネット上で調べてみましたが、やはりどんなワインなのかは判明しませんでした。唯一、ラベルに表記されている Postup というのが、産地名であるらしい、という程度です。

まだまだ未知のワイン、あるんですね、どなたか日本に輸入してくれるとうれしいのですが。。。  


Posted by ながしま at 19:22Comments(0)ワインの紹介

2013年05月29日

わけありで・・・

ちょっとわけありで、通常より安くできるのでいかがでしょうかと

どんなわけなのかまではおっしゃらなかったので、こちらもあえて突っ込みませんでしたが、そんな流れでこのワインが入荷。




バローロ・テヌータ・ラ・ヴォルタ 2008 造り手はカブット。

訳ありは怪しいのでネットで検索しましたが、評価の高いしっかりした造り手でした。そして実際開けてみましたが・・・

大丈夫です。全く問題なし。というか、むしろおいしい。

クラシックなスタイルのバローロなので、濃厚まったりのアメリカ受けするスタイルでなく、明るい色合いの、しっかり目のピノに近いニュアンスをもつ、私の好きなタイプです。

まだ2008なので若さは否めませんが、しかしそれほどぎすぎすした感じはなく、二日目、三日目と味わいが馴染んで若過ぎ感はなくなって、いい感じで楽しめます。

これで3480円は、ワインの名前と品質を考えると、確かに、普通ではありえない、わけあり価格ですね。。。

でも、買うほうにはとっても嬉しい、訳ありワインです。
  


Posted by ながしま at 18:34Comments(0)ワインの紹介

2013年05月24日

ワイン会報告



昨日は、鷹匠町で、ローストチキンが名物のアン・ドゥーさんでお料理とワインを楽しむ、その名もずばり、

鷹匠町のロティッスリー・アン・ドゥーで
専用ロースターでじっくり焼き上げた

絶品のローストチキンを
ニューワールドのワインと楽しむ会


を開催させていただきました。

上の写真がそのロースター。なんと、丸のままのチキンを、じっくり1時間もかけて焼き上げるのです。表面パリッと中はジューシーな本当においしいローストチキン。

そして昨日のワインはこちら。




様々な国のナチュラル系のワインを集めました。17人のメンバーで用意したワイン14本完売でした・・・ 評判よかったということで。




初対面の方同士も、テーブルごとに、楽しそうに盛り上がっておりました。

耳に入ってきたお客様の会話、「ワインて、飲んでると楽しくなってくるねぇ。。。」

“おいしい”の笑顔を増やしたい長島酒店としては、とてもありがたいお言葉です。

次回イベント6月は満席ですが、7月17日、浮月楼さんでのワインパーティー、近日募集開始いたします。スケジュール開けておいてくださいね。  


Posted by ながしま at 19:20Comments(2)イベント

2013年05月22日

一目惚れ・・・

先日、東京での展示会で、一目惚れ、と言うのか、一口惚れしたワインです。




当日かなりの数のワインを試飲した中で最も印象に残ったのがこのワイン。おいしさに驚いて、その場で注文してしまったほど。普段私、割と仕入れは慎重なんですが・・・

ワインは、スペイン、リベラ・デル・ドゥエロの、ボデガス・アンティドート。テンプラニーリョ100%です。

改めて一本通して飲んでみました。やはり、しなやかで上質なタンニン、これがこのワインの一番の美点でしょうか。そして果実味、煮詰めたカシスシロップのような印象ですが、これが私の味の記憶の中で・・・

最近市場で見かけなくなってしまったのですが、私が昔大好きだった、テオフィロ・レイエスというスペインワインを彷彿させます。そういえば、テオフィロ・レイエスもリベラのワインでした。この土地の質の良いテンプラニーリョのキャラクターなんですね。

ちなみに、長島価格で2520円。いや、いいワイン教えていただきました、ありがとうございます。。。  


Posted by ながしま at 20:30Comments(0)ワインの紹介

2013年05月19日

期待通り!

2012の国産ワイン、今のところどれも素晴らしいとご紹介しながら、こちらもやはり期待通りの出来!



というか、期待以上かもしれません。

かなりしっかりジューシーな果実味、心地よいミネラル感と酸、飲みながらほっぺが緩んでくるおいしさです。

ルミエール・甲州シュールリ、1470円で大満足!  


Posted by ながしま at 18:43Comments(0)ワインの紹介

2013年05月18日

独楽蔵、取り扱い開始!

福岡は久留米市、杜の蔵酒造の、「独楽蔵」、やっと店頭にやってまいりました。




日本酒も、フレッシュでぴちぴちとしたものも好きですが、食事しながらと考えると、この、独楽蔵のような、熟成して飲み頃になったものが、やっぱりいいですね。

ワインも日本酒も、飲み頃って、本当に大切ですね。同じものでも、飲みごろに当たれば、そうでないときの何倍もおいしく感じられるから不思議です。

これから、日本酒でも飲み頃ってあるんだよ、それをおいしいもの好きお酒好きな皆さんに、お伝えしていきたいです。  


Posted by ながしま at 20:26Comments(0)地酒の紹介

2013年05月16日

満席御礼

5月23日開催予定の、鷹匠町の、「ロティッスリー・アン・ドゥー」さんでの、

絶品のローストチキンをニューワールドのワインと楽しむ会
お陰様で満席となりました。

次回6月の、巴町のイタリアン、「イル・カスターニョ」さんでの会もすでに満席です。ありがとうございます。

そして、まだ正式な募集は始まっていませんが、7月17日水曜日には、浮月楼さんで、恒例の、30種のワインをオードブルとともに3000円で楽しめるワインパーティー、開催します。ご興味ある方、ぜひカレンダーに予定を書き込んでおいてくださいね。  


Posted by ながしま at 20:17Comments(0)イベント

2013年05月15日

きっかけのワイン

こちらが、きっかけのワインです。




何のきっかけかと言えば・・・

このワインは、ブルゴーニュの有名人、ドミニク・ローランさんの、ボーヌ1級。何で有名人かというと、新樽200%で名を馳せた方なのです。

良い畑のワインは造った後、通常何年か手元で樽熟成をしてから出荷するのが普通なのですが、この方の場合、2年間熟成させる期間のうち、最初の一年目に新樽に入れたワインを、2年目にまた新しい樽に入れ替えて貯蔵していました。

新樽貯蔵はよくあるのですが、2年目にまた入れ替えるというのは画期的(良し悪しは別にして)なことで、また、出来上がったワインが当時のマーケットにとても受けがよく、新樽200%のドミニク・ローランとしてとても有名になったわけです。

その、ドミニク・ローラン氏ですが、今ではその造り方をしなくなりました。新樽を使いまくったりの、人為的なテクニックは極力控えて、丁寧にブドウを栽培し、出来るだけナチュラルな方法で醸造をしているそうです。確かに、ワインの味わいにもそれがよく表れています。

で、何がきっかけと言いますと、ドミニク・ローランさんが、もうテクニックに頼るのはやめよう、と、思ったきっかけが、このワイン、正確には、このワインのもとになる葡萄に出会ったこと。

その葡萄の出来の素晴らしさに、何か天からの声でも聞こえたのでしょうか、ナチュラルなワイン造りに大きく舵を切るきっかけとなったのがこれだということですね。

通常、ドミニク・ローランのワインは白いラベルなのですが、ご本人の思い入れが強いいくつかの畑のみ、この黒いラベルで出荷されます。(ドメーヌ物はまた別ラベル)

そして確かにこのボーヌ1級は、07,08と確認しましたが、本当にすばらしい、凝縮していながらナチュラル、とてもバランスのとれた旨味の深いワインです。これで4780円(長島価格)なのですが、内容を考えると非常に良心的な価格設定だと思います。

ある方向ですでに名声を得ていたプロが、その手法をガラッと変えさせて更なる上のステージに引っ張るきっかけを作った畑のワインて、何か、凄味があります。。。
  


Posted by ながしま at 17:56Comments(0)ワインの紹介

2013年05月13日

カルカソンヌの赤

また、掘り出してしまいました・・・




ちょっとラベル地味です、それほど期待せず開けたのですが、香りを嗅いで、一口すすって、、、

抜栓直後からナチュラル系の果実味にしなやかボディー、おいしいおいしいと飲みながら、5分、10分とどんどんスケールが広がってきます。

半分とっておいて翌日飲んだら、ますますおいしくて二日でつるんとなくなってしまいました。

世界遺産で有名なカルカソンヌで造られているワインです。メルロー、カベルネ、コォのブレンド。

カルカソンヌはボルドーからも日帰りで行けるので、よく遊びに行きました。城壁の上に上がる花火大会を見に行ったり、満月の下、城内を散歩したり、私にとってはいろいろ楽しい思い出がある場所です。

しかしそれは抜きにしても、このワイン本当にいい買い物でした。

ヴァンドペイ・シテ・ド・カルカソンヌ・2008 造り手はペッシュ・レスタネール。 お値段1220円のとってもうれしいワインです。  


Posted by ながしま at 20:23Comments(0)ワインの紹介

2013年05月11日

グラスとワイン

ワインとグラスの深い関係、先日久しぶりに、リーデル(ワイングラスの有名なメーカー)のセミナーを受講してきました。

内容は、私のような素人が説明するにはなかなか高度なものなので、リーデルのこちらのサイトをご覧ください。

しかし本当に、グラスひとつでワインの味わいが大きく変わります。

たとえ900円のワインでも、そのワインに合ったグラスで飲めば、そうでない場合に比べて何倍もおいしくワインを楽しめます。

なので、グラスに投資すると(数千円で十分です)、その元はあっという間に回収できてしまいますよ。

このちょっとしたコツ、是非皆様にも習得していただきたいですね。  


Posted by ながしま at 20:25Comments(0)ワイン豆知識

2013年05月10日

ケランヌ

コート・デュ・ローヌの村の一つ、少し前までは、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ケランヌという表記でしたが、最近は、ケランヌCairanneだけの表示のものが増えてきました、これもそんなワインの一つ。




造り手は、ドメーヌ・ロラトワール・サン・マルタン。以前この輸入元の試飲会に出品されていた100種類近いワインの中で当日最も私が気になったワインです。

再確認で仕入れて、一本じっくり飲んでみました、やっぱり、旨い。。。

グルナッシュにムールヴェドル、シラーという、ローヌの王道を行く品種構成、芳醇で、しかし、決してしつこくない品の良い果実味、しなやかなタンニン、いいですね、これ。

南仏ワイン、大好きです。

2520円ですが、価格以上の満足感がある、プチゴージャスなワインでした。  


Posted by ながしま at 20:18Comments(0)ワインの紹介

2013年05月08日

サヴァカさんにて

先日、菊川の有名なフレンチ、サヴァカさんまで、食事をいただきに出かけました。

しかし、よくこんなところで店を出す決心をしたなぁ、と、感心させられる立地です。菊川駅からの距離は5kmですが、すでに辺りの景色はこんなところです。



お店、後ろは森、

そして、


前も森。

こちらのサヴァカさんの山口シェフとは、昨年から始まった食のプロフェッショナル集団、静岡わさびの会でご一緒させていただいております。特にジビエを得意とする、ということなので、時期的にもうジビエはおしまいかなぁ… と思いつつ、、、




メインは、でした。月の輪熊。

ジビエと聞くと、シカやイノシシ、ウズラ、あったとしても、そのようなものを想像していた私にとって、熊は、全くの予想外の展開。

そしてそのお味は・・・ これぞ、森の中で熊にばったり出くわしてしまったかのような、衝撃的な、おいしさ!!! こんな味わいのお肉は、今まで食べたことがありません。味わいが、深い。旨味が、幾層にも重なる。

実は食してみるまではちょっと引き気味だった私ですが、食べてびっくり、いまだかつて経験したことのない深い味わいに、大感激でした。

で、サヴァカさん、ジビエ料理が有名なお店ですが、それ以外のお料理はこんな感じ。


皿の上に上手に野菜類の花などが添えられていて(もちろん食べられます)、まるでミニ盆栽か、フラワーアレンジのようなかわいらしさ。ジビエというとワイルドな感じですが、どれもこれもとても見た目にもきれいで、一緒に行った家内もとても喜んでいました。

静岡から菊川までJRで40分、ちょっとしたプチ旅行気分で楽しめる、最高のフレンチをまた一軒、知ってしまいました。。。  


Posted by ながしま at 17:19Comments(0)店主のつぶやき

2013年05月04日

続・2012の日本のワイン

これも素晴らしい、そしてやっぱり素晴らしい、2012年の日本ワイン。




ソレイユのロゼです。

今までもおいしかったですが、今年は一枚皮がむけたというか、より垢抜けた印象です。ブラインドで飲んで産地を当てるの難しそうな、世界クラスのスタイル。それでいてソレイユらしさも感じます。とても上手に造られたワインです。

お値段1890円、食中酒にちょうどいい価格ですね。。。  


Posted by ながしま at 20:28Comments(0)ワインの紹介

2013年05月03日

マコンのガメイ

マコンのガメイは、エレガント。




ボージョレのガメイよりちょっと北に上がるだけで、線がシャープになる感じです。




この人が造っています。数年前に訪問してきましたが、若いだけに、年々品質が向上しているように見受けられます。今後ますます、楽しみです。

  


Posted by ながしま at 20:27Comments(0)ワインの紹介

2013年05月02日

仕入れ準備

どうだ! 全種並んだ、「独楽蔵」です。久留米の蔵元、杜の蔵さんの銘柄です。




いきなり全種類はならべられないので、まずは、私自身が、それぞれ味わいをしっかりとみて、扱う銘柄を決めていきます。今から本格的に、仕入れるお酒の選定作業です。

楽しいお仕事です、酒屋って…

また決まりましたらご報告いたします。  


Posted by ながしま at 21:04Comments(0)地酒の紹介