2017年11月11日

いい料理本のご案内!

最近注目されています、料理とワインのペアリング。首都圏のレストランでは、導入しているところが増えているようです。

ペアリングとは何かというと、要は、お料理とワインの取り合わせのことなので、特に目新しいことではありません。

が、それを、たとえば今まであまりワインとの相性を考えなかった、和食や、エスニック料理のお店などで、このお料理にはこのワイン、といった感じで、ピンポイントでお勧めするお店が増えてきているようです。

もちろん、洋食のお店でも、ペアリングメニュー、増えてきているそうです。お客さんの立場で考えてみても、いちいちどのワインを選ぼうか考えなくてもよいので、頼みやすいんでしょうね。

しかしそうは言っても、自分で、どのワインとどのお料理が相性が良いか、判るようになったら、自宅での晩酌も楽しくなると思いませんか!

そんな時の、強い味方になってくれる本を見つけました。




「おうちでワイン」

お料理のレシピ本ですが、それぞれのお料理にどんなワインが合うか、ピンポイントで紹介されています。

また、お料理とワインを合わせる時にどんなところを気にしたらよいのかが書かれているので、この本に載っていないお料理でも、どんなワインを合わせたらよいのか考えるヒントが満載なのです。

たとえば、これは私も昔からお伝えしていますが、魚に白は正しくありません。魚でも、ヒラメやタイなど白身のものは白があいますが、カツオやマグロなどの赤身の魚には赤ワインの方が相性が良いです。

そんな感じのヒントがたくさん載っているこの本、フルカラーで、写真も豊富です、お料理好きでワイン好きなら、ぜひ一冊は家に置いておきたいですね。

という事で、長島酒店でも仕入れて、販売させていただくことにしました。

立ち読み用の一冊も置いてありますので、どうぞ中身を確認にいらしてください!

おうちでワイン、1500円で好評発売中です!
  


Posted by ながしま at 16:22Comments(0)ワイン豆知識

2013年11月06日

えぐ味

取り扱っていたのはもう10年くらい前になるでしょうか。当時、とっても渋いワインで、これは時間をおいたらどうなるだろうかと、興味本位で熟成させてみたワインです。

当時の価格で2000円台だったと思います。サンジョヴェーゼにメルローのブレンド。とにかく、濃くて渋い印象だったのですが・・・




うまく熟成していました。暴れまくっていたタンニンは、穏やかな落ち着いた果実味を伴って優しくなっておりました。が、しかし・・・

えぐみだけは消えていません。渋いのとえぐいのと、微妙にニュアンスが違います。私の言うえぐみは、下の中央、付け根のあたりで感じます。これはおそらく醸造上の何らかの失敗で出るのではないかと思うのですが、やはりえぐみが突出しているのは、心地よくありません。

幸いこのワインは、大きめのグラスで飲むと果実味が広がり、えぐみも緩和され、食事しながらであればさほど気にならない程度ではありましたが。

えぐみは、熟成しても消えない、ということを、再認識した一本でした。  


Posted by ながしま at 16:26Comments(0)ワイン豆知識

2013年07月11日

黒ゴマパワー

ゴマは健康にいいというのはよく知られていますが、赤ワインにもいいのです…




特に、この黒ゴマ。

スパイスのように、お料理に、ぱらぱらと振り掛けると、あら不思議、赤ワインとの距離が、ぐっと近くなるのです。私も偶然発見したのですが、結構いろいろなものに使えます。

先日は、チーズとも試しましたが、ゴマなしでは白ワインと相性の良いチーズが、黒ゴマをかけると、赤ワインのほうに近くなりました。

お料理に黒ゴマ、赤ワインとのつなぎ役に、是非お試しください。


  


Posted by ながしま at 19:12Comments(0)ワイン豆知識

2013年05月11日

グラスとワイン

ワインとグラスの深い関係、先日久しぶりに、リーデル(ワイングラスの有名なメーカー)のセミナーを受講してきました。

内容は、私のような素人が説明するにはなかなか高度なものなので、リーデルのこちらのサイトをご覧ください。

しかし本当に、グラスひとつでワインの味わいが大きく変わります。

たとえ900円のワインでも、そのワインに合ったグラスで飲めば、そうでない場合に比べて何倍もおいしくワインを楽しめます。

なので、グラスに投資すると(数千円で十分です)、その元はあっという間に回収できてしまいますよ。

このちょっとしたコツ、是非皆様にも習得していただきたいですね。  


Posted by ながしま at 20:25Comments(0)ワイン豆知識

2013年02月22日

ソムリエさんの仕事について

昨日は、ブルゴーニュワイン委員会主催のセミナー、東京の目黒駅近くの八芳園に行ってきました。

今回のセミナーの内容は、「シャブリ」です。





シャブリ地区の地図を見ながら、プチシャブリから特級まで飲み比べると、今まで漠然としか感じていなかったことを、頭と舌で理解できるようになりました。

また、面白かったのが、和食との相性を試すということで、2品ほど和の食材で作られたお料理が出てきて、そのお料理とワインの相性もなかなか興味深かったです。

しかし何より昨日のセミナーで一番勉強になったこと、それは、講師を務められた、有名なソムリエの佐藤陽一さんのおっしゃっていた、ソムリエの仕事について。

「このお料理と、このワインの相性が、いい、悪いだけの話だけで終わってしまうのは、ソムリエの仕事ではありません。このお料理とこのワインを、どのようにすることで相性が良くなるのか、それがソムリエの仕事なのです。」

かっこいいですね、これぞ、プロの一言。やはり、本物のプロフェッショナルのお話には、ものすごく深みがあります。

いいセミナーでした、ありがとうございました。


おまけ

セミナー終了後、渋谷の東急ザ・ミュージアムにて、24日までで終わってしまう白隠展に行ってきました。白隠禅師、面白いですね。非常に面白い。静岡が誇る偉人です。

そのあと、夜、実に二十数年ぶり、大学時代の友人達と、横浜で会食。楽しくて飲み過ぎて、帰りの新幹線に乗るため、新横浜に向かう地下鉄に乗り、、、爆睡、横浜から乗ったはずが、また横浜で目を覚まして… 一往復以上してしまったようです、すでに12時に近い時刻、とりあえず新横浜まで行って、駅近くのホテルを4軒回って満室、やっと5件目で部屋を取ることが出来ました。やれやれ、またやってしまいました。

しかし今朝の静岡に戻る新幹線からの、まだ日が当たらない薄明かりの中の朝の富士山の美しさ、これを見ることが出来たので、それでよし。。。 としておきます。  


Posted by ながしま at 17:33Comments(0)ワイン豆知識