2010年03月13日

ボルドーのシャトーを中国企業が買収・・・

ボルドーはフロンサックのシャトー・リシュリュー、ステファン・ドゥルノンクールがコンサルタントと言う事で、よしよし、そんな変なワインは造らないだろうと、買ってみた2003がものすごく美味しくて、今回新たに2005を仕入れたのですが、品種構成などを確認したくてネットで検索してみたところ・・・  「ボルドーのシャトー・リシュリューを中国企業が買収・・・」の記事を発見。




そういえば、1983年頃でしたね,確か、サントリーがシャトー・ラグランジュを買収しました。それこそ、フランスでは大騒ぎ。日本もバブル全盛期、その絶好調の日本の企業が、ボルドーの特級シャトーを買収したんですから。例によって、フランスの文化を、日本企業が買収する事を許していいのか、みたいな事で、かなり議論されていたように記憶しています。

私がフランスに、ワインの勉強で行ったのが1990年。その当時、シャトー・ラグランジュには、鈴田さんと言う方が責任者で赴任していらして、2回ほどお目にかかりました。それはそれは、とても控えめな方で、とにかく、フランス人スタッフとの和や、メドックのほかのシャトーとの関係に気を配っていらっしゃる感じが、とても印象に残っています。

「和をもって尊しとなす」、このような日本人的精神があったからこそ、シャトー・ラグランジュは、地域でも認められ、品質においても、素晴らしいワインとなりえたのだと思います。

さてさて、中国企業のシャトー買収、どんな結果となりますか・・・  


Posted by ながしま at 16:56Comments(0)ワインの紹介