2010年04月07日

幾つになっても初体験

この20年くらいほぼ毎日、ワイン時々日本酒の晩酌です。私の場合、仕入れのためと言う大義名分があるので、胸を張って晩酌が出来るのですが、その代わり、その場合は自分の好みでばかり飲んでいられません。つまり、美味しかったからと言って、同じワインを何度も飲むわけには行かないんですね。

そんなわけで、日々違う銘柄を飲んでいるわけですが、そんな生活をずっと続けていながらも、まだまだ初めての葡萄品種に出くわす事があるんです。




昨夜のワインは、南イタリアでチロ・ロッソで有名なリブランディが造る、マーニョ・メゴーニョと言う名前のワイン。品種が、「マリオッコ」と言うんです。なんでも、この地方の古代品種なんだそうです。

味わいはと言うと・・・ 古代品種なんて聞いているから、日本の山葡萄のように、酸がきつかったり荒っぽかったり、飲みにくいんじゃないかなー と思いきや、いい意味で期待はずれ。

期待はずれに美味しかったんですね。余りタンニンは強くありませんが、甘さを感じさせる程の果実味と、最後の心地よい苦味が全体を引き締め、とても美味しく飲めてしまいました。色の濃さもピノ程度の濃さです。田舎の上品なお姉さんと言った感じでしょうか。割と色々な食べ物と合いそうな感じです。昨夜の我が家のメインディッシュ、「鶏肉とこんにゃくと大根の煮物」と、絶妙なコンビネーションでした。もう1本あった南仏の白よりも、よっぽど好相性。

こんな初体験、これからもまだいっぱいあるんだろうか。楽しいです。楽しいし、まだまだ、ワインの道は果てしない・・・  


Posted by ながしま at 12:32Comments(0)ワインの紹介