2013年04月10日

ワインの飲み頃の事

この可愛いラベルのワイン。




中身は、南フランス、ローヌ方面の、ヴァンドペイ・ヴォクリューズです。

ヴィンテージが2006年、長島酒店での販売価格が1190円です。

通常、この手のワインは出来た年から2、3年以内に飲まれてしまうので、なかなか7年も熟成されたものに出会うことはありません。言い方悪いのですが、輸入会社さんでも売れずに残ってしまっている在庫だと察せられます。そのため、通常よりもお安く仕入れることが出来ました。

最初香りを嗅いだ時、もしかしてもう飲み頃を過ぎてしまってるかなぁ… と感じつつ、口に含むと、おぉこれは旨い、うまい、ワインの全体の要素が混然一体となって溶け込んでいる、ジャストな熟成の旨味があります。

これは、若いワインにはどうやっても出せない、これがワインや日本酒の醸造酒の熟成の面白いところです。一番いいタイミングで飲むと、おいしさが違うのですね。うまく言い表すことができませんが、旨味が膨らむというのでしょうか。

これが、早すぎても遅すぎても行けません。

そして、飲みごろの時期にはまっているワインは、このくらいのお値段のワインでも、飲む人を笑顔にしてくれます。

いいワインに当たりました。

飲みごろ、ということを理解するには、手軽なお値段で楽しめる素晴らしい一本です。


  


Posted by ながしま at 20:27Comments(0)ワインの紹介