2013年11月22日

毎年美味しいボージョレ・ヌーヴォーの謎・・・

毎年11月の第三木曜日、ボージョレ・ヌーヴォーがやってきます。

この10年で最高のとか、100年で… いろいろ言われるけど今年はどうなの? とお客様から質問が。

しかしいずれにしても、おいしいですよ、と、そんな簡単な答えしかできないのですが、それが実際のところなので仕方がありません。

ではどうして毎年美味しいのか??? 長島酒店で取り扱っているヌーヴォーの造り手は、小さい生産量ながらも、いやだからこそ、畑仕事からきっちりとブドウを育てるまじめで良心的なところばかり。毎年一番人気の、ジャン・クロード・ラパリュさんも以前おっしゃっていました、「夏のヴァカンスなんかとったことないよ」、つまり、夏の間も休むことなく畑仕事に精を出しているのですね。

だからそんな造り手さん達は、葡萄の状態を見極めて、最善の方法でワインを仕込んでいるわけです。年によってスケールの大小や、キャラクターの違いはありますが、それはワインが農業の産物だからこそ、それが当たり前のこと。そして長島酒店取扱いのヌーヴォーは、そんな丁寧な仕事のおかげで、毎年おいしくいただくことができるのです。




左は、様々な専門誌で高い評価を得る、ある意味、ボージョレでトップの生産者とも言われる、ドメーヌ・ヴィスーのヌーヴォー、新鮮な果実味の目が詰まった味わい、赤ワインとしてとても美味しい。

右は、ヴァカンスも取らずに畑仕事に勤しむ、元料理人、今は多くの三ツ星でオンリストされるボージョレワインを造る、ジャン・クロード・ラパリュのヌーヴォー、ことらはヌーヴォーらしいとってもチャーミングな果実味がたまりませんでした。

一年に一度、この11月の第三木曜日のイベントも、それなりに楽しんでみるのもいいものだなと、思った次第です。。。 確かに、高い運賃にお金を払うのもなんですが。  


Posted by ながしま at 19:18Comments(0)ワインの紹介