2014年01月06日

適正価格

先日ある番組で、食を専門とするジャーナリストの山本謙治さんが、「適正価格とは、生産者から消費者まで、その商品にかかわる人すべてにとって適正であるということ」、といった内容の話をされていました。

ここ最近の、安さの追求的な世の中の流れに、私も疑問を感じているときに、とても納得のいくわかりやすい説明で、とてもしっくりきたので、ここに紹介させていただきました。

もちろん、物の値段は安いほうがありがたいです。ですが、安さを追求しすぎると、結果として、粗悪なものしか残らなくなってしまうのではないでしょうか。

その番組では、豆腐屋さんやお弁当屋さんのレポートが放送されていました。

最近スーパーでよく見かける、豆腐の、40円とか50円という値段が当たり前になっていることで、町の、ちゃんと作っている豆腐屋さんが経営難に陥ってしまう。しかし、番組でも解説していましたが、その値段で真っ当な豆腐が作れるわけがないのです。結果として、ちゃんとした豆腐屋さんがつぶれて、安いスーパーの豆腐が当たり前になってしまう。

安さを追求しすぎると、食文化の崩壊につながるのではないでしょうか、買う側が、一歩立ち止まって、しっかり考えるべき問題だと思います。

安さを追求しすぎると、最終的には自分の首を絞めることに、気づくべきです。

ましてや食品は、自分の体に入れるもの、私たち人間は、食品を取ることでしか生きていくことができません、きちんとしたものを選んで、健康に、健全に、生きていきたいですよね。

ちょっと奥の深い話題で、うまくまとまりませんが、このことは今後も、私も積極的に発信していきたいと思います。  


Posted by ながしま at 20:31Comments(0)店主、長島が思ったこと