2009年10月23日
富士宮の高砂訪問記
先日お送りしました御殿場の天野醤油さん訪問後、富士山の麓を通って、富士宮の高砂酒造に寄って来ました。南に下って白隠正宗の高嶋酒造さんに訪問しようかなーとも思いましたが、高砂さんにはもう5年以上訪問しておりません、体制が変ってからの高砂さん、どんなかなと、今回は富士宮経由となりました。

高砂さんは、色々あって、4年ほど前に、首都圏の酒とは全く関係のない会社の傘下になっているんです。今まで地酒の業界ではこのような話は聞いたことがありません。きっと、酒のことも全く分らない会社に買い取られて、まともに酒造りなんてしないんだろうな、と思っていました。
が、予想を裏切って? 高砂さんは相変わらずちゃんと真っ当な酒を造り続けているんですね。
今回は、お亡くなりになった能登の吹上杜氏から仕事を引き継いだ、杜氏の小野さんに案内をしていただきました。

明治時代、廃仏毀釈の運動が起こったときに、打ち捨てられていた仏像を、当時の蔵当主がこっそり蔵の中で祀っていたものがそのまま残っています。歴史を感じます。
蔵見学をすると、それぞれに造りの違いが少しずつあり、それぞれに個性を感じますが、やはり何より大切なのは、造る人の気持ち。今回感じたのは、小野杜氏の、酒造りに対する真摯な姿勢。亡くなる直前の、吹上杜氏と、ぎゅっと手を握り締めて交わした約束は、意地でも守り通す、その熱い思いを感じることが出来たことが、今回の高砂酒造訪問の、一番の収穫でした。
今後の高砂に、期待です。

高砂さんは、色々あって、4年ほど前に、首都圏の酒とは全く関係のない会社の傘下になっているんです。今まで地酒の業界ではこのような話は聞いたことがありません。きっと、酒のことも全く分らない会社に買い取られて、まともに酒造りなんてしないんだろうな、と思っていました。
が、予想を裏切って? 高砂さんは相変わらずちゃんと真っ当な酒を造り続けているんですね。
今回は、お亡くなりになった能登の吹上杜氏から仕事を引き継いだ、杜氏の小野さんに案内をしていただきました。

明治時代、廃仏毀釈の運動が起こったときに、打ち捨てられていた仏像を、当時の蔵当主がこっそり蔵の中で祀っていたものがそのまま残っています。歴史を感じます。
蔵見学をすると、それぞれに造りの違いが少しずつあり、それぞれに個性を感じますが、やはり何より大切なのは、造る人の気持ち。今回感じたのは、小野杜氏の、酒造りに対する真摯な姿勢。亡くなる直前の、吹上杜氏と、ぎゅっと手を握り締めて交わした約束は、意地でも守り通す、その熱い思いを感じることが出来たことが、今回の高砂酒造訪問の、一番の収穫でした。
今後の高砂に、期待です。